私は現在髪の毛がふくらはぎくらいまで伸びています。最後に切ったのが7年くらい前。
特にトリートメントやヘアパックなどしてないどころか引きこもりゆえ風呂に何週間も入らないのがザラだったりします。毎日入ってた期間もありましたが…
私の髪の毛は割と太めのストレートです。子どもの頃は髪がまっすぐになろうとしてお団子ができなかったりしてましたが今では満遍なく痛んでるのでかんざしでまとめることも可能です。
以上の前提条件があるので他の絡まった髪の毛で困ってる人の参考になるかはわかりませんが、忘れないうちに書いておきます。
特に首回りはフェルトの塊みたいになりがちなので一月に一度くらいはほどくと楽だと思います。
大まかな流れとしては
- 大まかに広げて絡まった塊の密度を下げる
- 大きな塊に分割する
- 小さめの塊に分割する
- 下から髪をとかしていく
- 解かせない塊にあたった時はとにかく広げていく
- 4〜5の繰り返し
まず必要なものは大量の油です。オリーブオイルでやったこともありますがその時は手順のせいかもしれませんが成功しませんでした。髪の毛用のオイルがいいかもしれません。オイル配合のさらっとした液体だと余計に軋んだので、それなりにどろっとしたものがいいです。私は薬局やアマゾンで買ったDoveのオイルを使いました。
⑴ 大まかに広げて塊の密度を下げる
油を塊に垂らして、絡まりを引き離すように引っ張ります。この時は両手を大きなボールを掴むようにします。指が目の荒い櫛になります。この両手の櫛を指が交互に入れ違いになるように重ね、髪の毛の任意の位置に突き刺して両手を引き離して髪の毛をひっぱります。(絵で描けば一発なのですが最低な説明しか思い浮かびません。)
油は最初に全体に大量になじませるよりは、取り組んでいる部分にその都度つけるほうが効率的です。髪を引っ張る部分(指を差し込む部分)だけでなく、引っ張られて伸びる部分の摩擦を減らすイメージで油をしみこませましょう。
これを全体に施すとフェルトの塊が大きく広がります。絡まりがひどくない時はこの時点でそれなりにブラシも通るようになりますし、油も最小限ですみます。
⑵〜⑶ 塊に分解
まず上記のように髪の毛を引き離す作業を繰り返し、髪の毛を二つの大きな塊に分けます。そこからさらに小さい塊に分割していきます。
とにかく髪の引き離しがすんなりいきやすいところを見つけるのがポイントです。フェルトの塊を引っ張るうちに、そのまま引ききれて髪を引き離せるところまでいけるはずです。
油をさす場合は、切り離す分け目の部分周辺にさします。
⑷ 下から髪をとかしていく
毛先の方は比較的絡みにくいのでそこから櫛やブラシで梳かしていきます。つっかかるようなら無理に引っ張らないように。
(毛先が絡みにくいのは髪の毛が長いせいだと思います。毛先が首〜肩周辺だと寝返りなどに巻き込まれ摩擦に晒されやすく、そこが一番絡まりやすいのかもしれません…)
通常は根元から梳かしていくものですが、フェルト分解作業は根気と時間が必要です。モチベーションを保つために、指通りがいい部分というのを作っておきます。さらりと指が通る部分が全くない状態が長く続くと「めんどくさいから切ろうかな」とシフトしてしまいます。別にそれでもいいと思いますが、長くなりすぎて切るにも決意が必要になってきます…
引っかかった部分で強くひっぱると、せっかく密度を下げた絡まりの網目がきつくしまってしまうことがあるのでやめましょう。
すぐに解消できそうな引っかかりならその場で紐解いてあげるといいでしょう。それを繰り返していけばフェルトがいつのまにか消えています。
この時点ではあまり油は使わなくて大丈夫です。むしろ乾いた状態の方が楽な場合もあるので様子を見ましょう。
すぐに解消できない絡まりに対しては塊を分割することを意識します。
塊の分割〜小さい引っかかりや絡まりを解いていく…という作業を繰り返すと、いつのまにかフェルトがなくなっています。
ものすごく時間をかけても、一部頑固な塊が残っていたり、根元部分の絡まりをほぐせなくて頭皮からブラシを通せないままだったりします。
疲れていれば諦めて次の日続きに挑戦しましょう。
最後にベタベタな頭をシャンプーで洗います。綺麗に油や汚れを落とした後リンスします。べたついたままだと埃などが吸着しやすそうなので…
解消しきれなかった絡まりはシャンプー中にほどけることもあります。
そもそもフェルト化の大きな要因は風呂に入らないことで髪に汚れがついてそこに埃などがつくことかと思われます。
筆者は近頃反省して最低でも4日に一度ほどは髪の毛を洗うようになりました。めんどくさがってつけていなかったリンスもつけるようになりました。するとなんと、フェルト化にここ1ヶ月は悩まされることがなくなりました。